アトランタと聞いて思い浮かべるものは、人によって様々だと思うけれど、私の場合ふたつある。
ひとつは、『Gone with the wind』。あの『風と共に去りぬ』の映画。
レット・バトラー役のクラーク・ゲーブルが好きで、というか、クラーク・ゲーブル演じるレット・バトラーが好きなので、クラーク・ゲーブルの他の映画は観たことがない。おそらく何を観ても、レット・バトラーに見えちゃうだろうな、と思う。クラーク・ゲーブルのにやけた笑顔が、いやらしくていいですねぇ(←モノ好き?)。昔は(今はそうでもないという意味で)、木村拓哉が何を演じても、瀬名に見えたし。続編でティモシー・ダルトンがレット・バトラーを演ってたけど、イマイチだった。
スカーレット役のビビアン・リーはあまり好きな女優ではないけれど、スカーレットは彼女しかいないなと。あの、片方の眉をつり上げた顔が一番好きだな。下心の見え見えな(演技の)彼女の媚びた笑顔は、好きになれないけどね。
もうひとつは、Martin Luther King, Jr、マーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師。
日本で始めた某英語の教材で、初めてこの方と『I Have a Dream』を知ったのである。日本の書店ではそれほど見かけないけれど、こちらの書店には関係する本が必ず置いてあるし、1月中旬(1月第三月曜日が、MLK Jr. Dayで祝日)ともなれば、彼に関する本が店頭に並ぶくらいなのだ。
それ以来、アトランタと言えば、”風共”と”MLK”。そのほかに同じく英語の教材で知ったのは、コカコーラの本社があって博物館があるという・・・。それと、”Under Ground Atlanta”。
さて、それでは、旅行記を始めましょう。やれやれ、また今回も長くなりそうだな・・・orz
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今回は、ダレス空港8時過ぎの飛行機なので、ウチを7時前に出る、ので6時起き。
2泊3日は何回もやったことがあるので、ネコたちのペットシッターは手配せず、その代わり入念にご飯とトイレと水の準備をして、コーヒーも飲まずに出発。
何かの本で、”旅行する際には、いつも以上に猫たちを撫でると、かえって不安がらせることになるので、ちょっとした外出と同じようにするのがいい。帰宅した際には、いつも以上に撫でてやるのがいい”というのを読んだことがあって、なるほどと、わんこも私も実践している。ほんとうは、”行ってくるね”とか、”お利口にしててね”と頬ずりしたいところだが、我慢。
ダレス空港に着いて、まずはチェックインマシンへ向かう。昨夜の内に搭乗手続きのチェックインは済ませたが、満席で座席の指定ができなかった。しょうがないから搭乗ゲートで係員に、申告をしないといけない。が待てよ、ひょっとしたら、とわんこが、予約番号とかを入力してみると、おおっ。席が決まってたようで、搭乗券がプリントされる。
よく仕組みがわからないけれど、無問題のようなのでよしとしよう。セキュリティ・チェックも無問題。スタバでコーヒーとクロワッサンを買って飛行機に乗り込む。
わんこが席に着いて納得。非常口の席。ここって最後まで予約を取らずに空けておく席みたい。離陸前に搭乗員から”万が一の場合にはご協力ください”みたいなことを言われる。万が一の場合に、英語がよくわからなくてもええんだろうか・・・と、ちょっと不安。
非常口の席ってのは、普通の席よりちょっと広いんですね、初めて知った。
1時間半であっという間にアトランタ到着。1996年に夏のオリンピックが開催されただけあって、やたらとでかい空港。地下鉄MARTAのカードを購入して、30分ほどでダウンタウン。とりあえず荷物を預かってもらおうと、予約したホテルに向かってPeachtree streetをぶらぶら歩く。
ここがメインストリート(英語の教材にも出てくるほど)なのに、車が全然通らない。人も歩いていない。なんだか不安だなぁ。わんこも、”ダウンタウンを歩いているのに、こんなに人通りが少ない街は初めて”と言う。
しばらく行くと、警察のバイク登場。
えー、なんだなんだ、と思ってると、
わかりました。今度の火曜日11/11がVeterans Dayであったか。ちょうど、その先頭に出くわしたようだ。やれやれ、このパレードは長いぞ。ぞくぞくと退役軍人が車に乗って手を振るんだな。一度、DCで観たことがあって、観客たちは沿道で小さい国旗を振りながら、"Than you!"とか言ってたっけ。
ほらほら。・・・それにしても沿道の観客が少ないねー。ま、首都DCと較べちゃいけないのかな・・・。
ホテルはここ。
古いんだろうな、汚くはないけど清潔感はあまりない。オリンピックに合わせて建てたにしてももう10年経ってるしね。
さて、昼にはまだ少し早いけど、ダウンタウンのお目当ての店へ向かう。と、さっきのパレードがまだ続いてる。今度は企業の宣伝カー。ちょうどコカコーラの一隊に出くわした。
どうやら缶の飲料とか水を無料で配布している。太っ腹。さすがコカコーラ。
続いてハイスクールバンド。鼓笛隊の後に生徒が続いて号令をかけている。次々に違うハイスクールが続いて、掛け声を競争しているみたいでやかましい。
目当ての店の住所をGoogleで検索してプリントしていったのに、また騙された。店がない。交通整理をしている警察官に聞いてたどり着いてみたら、夜のみ営業の店だった・・・あぅ。
しょうがない、さっき通りかかったリッツ・カールトンホテルのレストランにしよう。
一流ホテルのレストランだけあって、給仕人が多い。席を案内する人、グラスに水を注ぐ人、パンを持ってくる人、オーダーを取りに来る人、料理を持ってくる人、食器を下げる人、全員違った。この日は暑かったのでビールとサラダとパスタ。オーダーするときに、2人でシェアするって言ったら、両品とも、別皿にサーブしてくれてた。さすがリッツ。
さて、ほどよくお腹一杯で、15分ほど歩いて次の目的地へ。
"World of Coca-Cola"。コカコーラ博物館。1990年にオープンした時は、Underground Atlantaの敷地内にあったけど、2007年に今のPemberton Placeという場所に移転したようで、現在は世界最大というジョージア水族館が同じ敷地内にある。
ちなみにお台場にも、World of Coca-Cola Tokyoってあったんだね、2007年1月15日までは。じぇーんじぇん知らなかった。
さて、中に入るとまず、ロビーですな。世界の言葉や世界のコカコーラ社製品がモニターに出る。
各国の言葉でWelcome(ようこそ)と出たり、各国の人の笑顔が出たりするわけだ。んで次に案内された部屋に入ると、
今度は看板だらけ。
その次は、自販機でコインを入れてからコーラのボトルが出てくるまでをアニメにした短い映画を観て、次、各国のポスター・看板・商品などの展示。
日本のものだけを写したけど、コカコーラの自販機を見たときは、ぐっとくるものがありましたねぇ・・・おー、3年ぶりか・・・。
と、うるうるしてたら後ろから"Excuse me"とカメラを構えた親子連れが、日本の自販機を撮ろうとしてた。おっと、失礼・・・。
紅茶花伝・アクエリアス・ジョージア・クーなどなど。紅茶花伝は好きだったなぁ。アクエリアスも懐かしい。個人的にはポカリスエットよりアクエリアスが好きだな。
そこを通り過ぎると次は、『Secret Formula』という4Dの映画上映。これが楽しかった
そこを出ると今度は各国のコカコーラのCMが上映されてる部屋があって、ついつい見入ってしまった。CMって面白いね、その国の特徴が出ている気がする。日本のCMも出てきたけど、他の国に較べるとつまらなかったな。ま、それが日本か。
さて、お待ち兼ねの『Taste it!』コーナー。世界中のコカコーラが試飲できるという。
すごいよねー、何回でも好きなだけ飲める。とは言ってもそんなに飲めないし。
そこを出るとお約束のshop。Tシャツ・マウスパッド・ショットグラスなどなど買い込みました。たのちー
試飲コーナーを出るときに、コカコーラを1本もらえます。お土産ですね、太っ腹。
しかし、これ飛行機には持ち込めない。でもボトルは欲しい。ということで、shopで栓抜きを買えばよかったんだけど、その時にはそこまで気が回らず、わんこがホテルの部屋の中を物色して、金属のティッシュカバーを洗面所から外してきて、開けてくれた。
サバイバル対応の器用な男である
コカコーラを後にして、向かったのは"Underground Atlanta"。こんなところです。
舗道に駐車禁止の黄線、消火栓。もともとは地上だったのでしょうか。
なんだか日本のガード下を思い出します。ぷぷぷ。
すっげぇ広いのかな、と思ってたらそうでもなかった。アメリカで暮らしてると、スーパーや店舗がいちいちでかくて、駐車場もでかいから見慣れてしまったのかな。
日本から観光でこのUnderground Atlantaに来てたら、すごい地下街とか思ったかな。うーん、びみょー。
地上に出ても、繁華街と言えるのはこの周辺だけ。オリンピック開催地にしてはしょぼい街だなというのが正直な感想だな・・・。
そろそろ疲れてきたので、昼に行くはずだった店でビールとワインを飲んで、ホテルへ戻った。
この日は18875歩、歩きました
つづく